今始まるエクステリアショップのサクセスストーリー
「エク・サス」
*みずきりょう著 *ワードデータ版 *2010年発行 *価格:2,000円(税込)
本当のエクステリアショップのサクセスストーリーが今から始まる。同時に、下克上の時代に入り、従来の有力店と新興店の勢力地図が激変する。このようなことを言うと、大多数のEX業界関係者は嘲笑するであろう。だが、それは事実だ。今まさにその幕が開こうとしている。
気づかぬ人が大部分だが、すでに数年前から準備は行われていた。そして実働の時代に入った。我々は、ユーザーのためにも、明日の業界のためにもこのチャンスを活かさなくてはならない。
では、サクセスストーリー実現の方法とは、正しい勝利者のあるべき姿とは・・・それを明確かつ具体的に示す・・・それが「エク・サス」
だ。
「マネジメント編」
第17章 売り上げ、収益、分配、の目安②
第2ステップ、第3ステップの売り上げ目標
第1段階の意味を分かっていただけたであろうか。これがクリアできると、小売ショップとして独立して存続することが可能になる。となれば、後は腰をすえてステップアップにチャレンジして行けば良い。ただ、これまでも指摘してきたように、小売の場合は絶えず他店との競争が付きまとう。従って、儲かる、儲からない、の問題もあるが、さらなるステップアップを目指さないと、存続自体が困難になる可能性が高い。
従って、次に目指すのが収益性も良くなり、なおかつある程度競争力もある、2番店シェア13%~15%のラインであることは言うまでも無い。年商に直すと1.5億円以上ということだ。eggの加盟店でも証明済みのことだが、人口20万人程度を対象にしこの段階にまで売り上げが達すると、実感としても安定感が違ってくる。
要するに、毎月毎月新しい顧客を追いかけなくても、この段階に達すると、3ヶ月程度までは先が読めるようになる。
さらに、1店舗での最終到達ラインが、第3ステップの一番店シェア20%、年商2億円以上の実績ということになる。
しかし、2番店シェア、1番店シェアを握った店というものは、一般的企業と比較し、どの程度の評価なのか。また、どの程度の営業利益を上げ、スタッフ・経営者はどの程度の収入を得ることが出来るのか。それを提示しておく。
そして、この段階で極めて重要になるのが、「労働生産性」の目安と、「労働分配率」の基準ということになる。