みずきりょう

<ライター「みずきりょう」のブログ> インド哲学・仏教関連の著作物、エクステリア(住まいの屋外空間)・ガーデン関係の著作物を随時連載していきます。 ご愛読いただければ幸いです。

2019年09月




今始まるエクステリアショップのサクセスストーリー

   「エク・サス」
*みずきりょう著 *ワードデータ版 *2010年発行 *価格:2,000円(税込)

本当のエクステリアショップのサクセスストーリーが今から始まる。同時に、下克上の時代に入り、従来の有力店と新興店の勢力地図が激変する。このようなことを言うと、大多数のEX業界関係者は嘲笑するであろう。だが、それは事実だ。今まさにその幕が開こうとしている。

気づかぬ人が大部分だが、すでに数年前から準備は行われていた。そして実働の時代に入った。我々は、ユーザーのためにも、明日の業界のためにもこのチャンスを活かさなくてはならない。

では、サクセスストーリー実現の方法とは、正しい勝利者のあるべき姿とは・・・それを明確かつ具体的に示す・・・それがエク・サス

だ。



「マネジメント編」




17章 売り上げ、収益、分配、の目安②



2ステップ、第3ステップの売り上げ目標


 第1段階の意味を分かっていただけたであろうか。これがクリアできると、小売ショップとして独立して存続することが可能になる。となれば、後は腰をすえてステップアップにチャレンジして行けば良い。ただ、これまでも指摘してきたように、小売の場合は絶えず他店との競争が付きまとう。従って、儲かる、儲からない、の問題もあるが、さらなるステップアップを目指さないと、存続自体が困難になる可能性が高い。

 従って、次に目指すのが収益性も良くなり、なおかつある程度競争力もある、2番店シェア13%~15%のラインであることは言うまでも無い。年商に直すと1.5億円以上ということだ。eggの加盟店でも証明済みのことだが、人口20万人程度を対象にしこの段階にまで売り上げが達すると、実感としても安定感が違ってくる。

 要するに、毎月毎月新しい顧客を追いかけなくても、この段階に達すると、3ヶ月程度までは先が読めるようになる。

 さらに、1店舗での最終到達ラインが、3ステップの一番店シェア20%、年商2億円以上の実績ということになる。

 しかし、2番店シェア、1番店シェアを握った店というものは、一般的企業と比較し、どの程度の評価なのか。また、どの程度の営業利益を上げ、スタッフ・経営者はどの程度の収入を得ることが出来るのか。それを提示しておく。

 そして、この段階で極めて重要になるのが、「労働生産性」の目安と、「労働分配率」の基準ということになる。

 



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TEL  044-789-9028


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望月社長(写真右から2人目)


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作品例


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「日本庭園と日本外構」:NO137

小堀遠州の作品「東湖園・安養寺」!



 前項に続き、岡山県の「小堀遠州」作品の紹介。
この項では「東湖園」と「安養寺」を取り上げます。

 

「東湖園」は岡山市中区門田町にある個人亭です。同建物は、江戸初期の岡山4代藩主・池田忠雄の遊息所として造られ、併設された庭園は「小堀遠州」作と伝えられています。その後は、岡山藩重臣・丹羽家の下屋敷となり、岡山県でも最古の名園として知られていました。そして、先代所有時代は有料で一般公開されていました。しかし、2012年に没し、2013年から閉園となり、現在は一般人が見学することは出来ません。また、個人所有のため文化財に指定されておらず、今後の去就が気になるところ・・・

 

「東湖庭園」は約3,700㎡の広さを持ち、操山を借景とした池泉回遊式庭園で、全体の3分の1は舟遊びも出来る池で占められています。つまり、かなり古いタイプの庭園と言えるでしょう。しかも、作庭当初の姿がほぼそのまま残されているとの事。「遠州」作が事実とすれば、彼の足跡を最も強く残した庭園と言えるかも知れません。他の特色としては、鎌倉時代作の七重塔が設置されている、湧水を活用した池、舟着石、などの見どころがあり、観賞価値の高い庭園であることは間違いありません。

 

また、「東湖園」は、大きな池に接して、主亭・映波荘と隣接した茶室(主亭から橋を渡った所)があり、そこから食事・茶等を楽しみながらじっくりと観賞できるようにもなっています。


137:主亭・映波荘

主亭・映波荘


137:茶室

映波荘から橋を渡った所にある茶室


137:七重塔と庭園
 

  
七重塔と庭園


137:映波荘入り口
 
映波荘への入り口


  「安養寺」は全国に多数ありますが、今回紹介するのは岡山県美作市の「安養寺」(注:同じ岡山県下で倉敷市の「安養寺」とは別物)。同寺は用明天皇の勅願所として造られ、高福寺と称されていました。しかし、1500年代後半に消失。その後、1596年に宥慶上人が現地に移し再建し、現在に至っているとのこと。

 

「小堀遠州」との接点は備中代官の頃と考えるのが常識。しかし、具体的な年代・状況については一般的資料では良くわかりません。従って、「安養寺庭園」は「遠州作」と伝えられていますが、それが事実か否かの確証はありません。同庭は南庭(枯山水)と書院部分(池泉観賞式)の2ヵ所に分かれており、南庭は取り壊され亀島のみが残っています。従って、「遠州」が実際に作庭したとすれば、亀島と書院庭園部分が現存していると言う事になります。なお、亀島は幅4.8m×高さ8.8mと巨大で、安土・桃山時代の特性を備えています。



137:安養寺庭園

安養寺・書院庭園


137:亀島


安養寺・亀島



137:安養寺

美作・安養寺

 

一口アドバイス。

「遠州の足跡を色濃く残す東湖園・・・果たしてその去就は?」

(みずき りょう)






「仏教タントリズム・資料編」



        みずきりょう著


         連載第48回



第六章 インドの歴史<お釈迦様以前>



28
:霞に隠れた「インダス文明」の素顔?

インダスの主要遺跡「モヘンジョダロ」「ロータル」「ドーラビーラ」②




 

「モヘンジョダロ」②

一方、西の丘エリアは城塞構造となっており、「ハラッパ―」同様堅固な城壁で囲まれていました。城壁の内側には煉瓦を10mほど積み上げた、基壇のような物があり、東丘を見下ろすように一段高くなっています。その基壇の上には、都市運営の中枢となる、学問に関係する建物、会議場のような物(「列柱広間」とも呼ばれる30m四方の建物)などがあり、ここで都市運営のための政治がおこなわれていた模様。

また、西エリアの中央部には長辺12m×短辺7m×深さ2.4mの大浴場?があり、それに接するように穀物倉庫と呼ばれる建物があります。しかし、「ハラッパ―」同様、(大浴場に接するなど)湿気の多い場所にあり、穀物の痕跡も発見されていないため、近年では、他の用途に使われたとの意見が大勢を占めています。ただし、目的は特定されず<謎の存在>と言わざるを得ません。この城塞エリアは、前述のように<政治センターとしての役割だけではなく、宗教センターとしての役割も果たしていた>と言った推論もありますが、果たして真実は???

以上、簡単に「モヘンジョダロ」と言う遺跡の説明を行いました。結果、当時屈指の大都市であった、高度な居住・生活空間が確立されていた、ハイレベルな治世が行われていた、ただし宗教と言うものがかなり重要視されていた・・・などをポイントとして上げることが出来ます。しかし、残された謎も多くそれが「モヘンジョダロ」の魅力とも言えるでしょう。

補足するなら、「モヘンジョダロ」滅亡に関しては<「アーリア人」による虐殺説なども過去に唱えられたことがありますが、遺跡で戦争の痕跡は見つかっていません。


57:MD沐浴施設

沐浴施設・・・単なる大浴場ではなく、<沐浴する場所>と言った宗教的意味合いが強かったと推定されている。
画像:Wikipediaより



58:MD穀物倉庫?

穀物倉庫・・・ただし湿気の影響を受けやすい場所にあり、穀物の痕跡も見つかっていない。「ハラッパ―」でも同じような施設が。
画像:Wikipediaより






今始まるエクステリアショップのサクセスストーリー

   「エク・サス」
*みずきりょう著 *ワードデータ版 *2010年発行 *価格:2,000円(税込)

本当のエクステリアショップのサクセスストーリーが今から始まる。同時に、下克上の時代に入り、従来の有力店と新興店の勢力地図が激変する。このようなことを言うと、大多数のEX業界関係者は嘲笑するであろう。だが、それは事実だ。今まさにその幕が開こうとしている。

気づかぬ人が大部分だが、すでに数年前から準備は行われていた。そして実働の時代に入った。我々は、ユーザーのためにも、明日の業界のためにもこのチャンスを活かさなくてはならない。

では、サクセスストーリー実現の方法とは、正しい勝利者のあるべき姿とは・・・それを明確かつ具体的に示す・・・それがエク・サス

だ。



「マネジメント編」






17章 売り上げ、収益、分配、の目安①



エリアシェアと関係が深い、売り上げ目標

 「売り上げ」「粗利」「材料原価」「工事原価」「経費」「営業利益」の関係を提示したが、次に、エクステリアショップの場合は、どの程度の実績を上げ、どの程度利益を出し、どの程度の分配を行えばよいのか、探っていくことにする。

 「売り上げ」に関しては、既に何度か目安を示してきている。店側の経費とエリアシェアの関係で決まる。結果としては存続シェアと呼ばれる7%前後で、かつ3人程度が給与を得、店の運営経費と販促費が確保できるラインが、第一段階の目標と考えてよい。

 詳細については提示済みであるため、ここでは結論だけを述べると「年商8,000万円前後(粗利率は最低30%、クリア基準は35%)」ということになる。では、これをクリアした場合は、どの程度の収益が見込め、どの程度の給与を払えばよいのか。この時点で最も大切になるのが「労働生産性」「労働分配率」だ。

 随分いかめしい言葉だが、何のことは無い。「労働生産性」とは「社員1人当り1年間に稼いだ粗利金額」のことで、「労働分配率」とは「1年間の全粗利金額に対する、同じく1年間の給料比率(社会保険・通勤費・各種手当てを含む。ただし、職人の日当等は原価に入るため計算に入れない)」のことだ。

 上記、年商8,000万円のエクステリアショップの場合で具体的に提示しよう。

 まず、「労働生産性」だが、粗利35%で、スタッフ3名の場合いだが、全粗利金額は売り上げ8,000万円×粗利率35%=2,800万円となる。そしてこの2,800万円を3人で稼いでいるわけだから、1人当りの「労働生産性」は2,800万円÷3人≒933万円と言うことになる。

 では、3人で年間1,300万円の給与を払った場合はどうか。全給与1,300万円÷全粗利2,800万円≒労働分配率46.4%となる。

 上記の店の場合に関し、評価や評価基準は後回しにするが、おおよその採算性を分析しておくことにする。

 まず経費予想だが、下記のようなものであろう。

  人件費:1,300万円

  家賃:月30万円×12ヶ月=360万円

  販促費:560万円(売り上げの7%)

  その他の経費:400万円

①~④の合計=2,640万円

従って、粗利2,800万円-全経費2,640万円=営業利益160万円、となる。

 この店はかろうじて利益が出るが、実際はペイラインにようやく達した段階、と表現すべきであろう。しかし、実はこの数字の持つ意味はきわめて大きい。採算ベースに乗れば、存続が可能であり下記に示す、第2段階、第3段階に進める可能性があるということになるからだ。

 逆に言うなら、これ以下の実績では「独立した店舗」あるいは「独立した事業部」とは言えないことになる。改めて、存続シェア7%(売り上げ約8,000万円)、粗利35%クリアの意味の大きさを確認しておいていただきたい。


 

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